農業大学校の概要
Overview
設置目的
岐阜県の農業振興には、農業技術の高度化、営農の専門化に対応でき、農村の多面的機能を向上して、地域社会の健全な発展に貢献できる人材の養成は不可欠である。
この次代を担う青年農業者及び農村地域指導者を目指す青少年に対し、産業人としての誇りと自覚をもたせるとともに、専門的な知識や技術を習得させ、さらに不断に進歩する先端技術や経営への対応ができる能力開発教育を行う。
教育方針
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農業経営に必要な専門的知識、技術を習得し、これを駆使して合理的農業経営を営む力を養成します。
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企業的な農業経営の確立と農村地域社会の健全な発展に通じる指導力を養成します。
農業大学校が目指すもの
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県民の生命・健康を守る農業を
担う青年農業者等の育成農業就業者人口の著しい減少と高齢化が進むなか、今後岐阜県農業を維持発展するためには、若い担い手の育成が必要です。夢・チャレンジ精神・豊かな創造力を育みながら、明日の岐阜県農業の担い手の育成を目指します。
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個性豊かで、独創性と協調精神旺盛な農業技術者の養成
個性豊かで、独創性と協調精神旺盛な農業技術者の養成を目指します。
教育の特徴
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実践教育
教室での座学と屋外での実習の割合を1対1に設定し、プロジェクトを中心とした教育を行い、実践力を養成します。
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派遣学習の実施
学校では、体験できない実践的な技術やめざましく進展する先端技術、流通、情報、海外農業事情等について、職場、先進農家、海外派遣学習を実施し、学校教育を補完します。
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少数濃密指導
学生の資質と進路にあった個人指導を行い、学生個々の能力を開発します。
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全寮制教育
在学中は全寮制とし、実践的教育を効果的に行うこととともに、共同生活を通じて自律と協調の精神の涵養を図ります。
養成部門
学科 | 専攻コース | 入学資格 | 期間 | 定員 |
野菜・果樹学科 |
野菜 |
高等学校卒業者又は同等以上の学力を有すると認めたもの | 2年 | 1学年30人 |
畜産学科 | 酪農 肉用牛・養豚 |
農業大学校のあゆみ
History
昭和9年5月
現在の各務原市那加に「岐阜県集約農業実習所」が創設
昭和13年5月
現在地に移転し、「岐阜県修練農場」と改称
昭和43年4月
「岐阜県農業高等学園」と改称
昭和49年4月
「岐阜県農業大学校」と改組。自営者養成の経営学部、指導者養成の技術学部(旧農業講習所系。岐阜市又丸)を設置。
入学資格を高等学校卒業者、修業年限を2年とする。
昭和57年4月
経営学部と技術学部が廃止され、新しい体制の「岐阜県農業大学校」が創設され、現在に至る。